2008年 03月 12日
未来のスタイリストたちへ |
今日は新宿で取材がありまして、シモと帰りに早めの夕食をしてきました。
“つばめグリル”の定番の なんとかハンバーグ(笑)。
名前覚えてないけど^^;、おいしかったですよ〜!。
そして、食後にお決まり!?のKIHACHIソフト。
だって、今の限定メニューが“あずき”という事で、酢踊りはできても、素通りはできませんでした^^;。
そして、取材の待ち合わせ前 1時間ほど早めに僕は出掛け、
『スタイリスト大塚勇造 遺作展 −未来のスタイリストたちへ−』
を見てまいりました。
場所は、新宿の文化服装学院内のファッションリソースセンターという会場でした。
上京した年だったかな〜?、友達のお姉さんが通ってるという事で、学園祭のファッションショーを一度見に文化服装学院へは行った事はあったのですが、もう何年も前に専門学校とは思えないような大きなビルに生まれ変わっていて、新しくなって入るのは今日が初めてでした。すれ違う人(生徒さん)が、ある意味 奇抜だったり斬新なファッションの人がやっぱり多くて、とても刺激的だったな〜!?。
なぜ、僕が今回 大塚勇造さんという方の遺作展に足を運んだかというと、古内東子さんのブログで知ったからなんですよね。
東子さんの大ファンでありながら、CDクレジット中のスタイリストさんまで詳しくチェックしていたわけではなかったので、恥ずかしながら、大塚勇造さんという方の名前はそれまで知りませんでした。。。
東子さんの全てのCDジャケットの中で、僕が特に一番好きな作品は『winter star』という作品です。
真っ黒のバックに、上品な赤いベルベット調の衣裳を着た東子さん。白い肌に、長い黒髪。そこにある色の世界とか、質感がとても品があってクラシカルで高級感にあふれていて、とても好きなジャケットなんです。シモにも、「このジャケット、大好きなんだよな〜」と今も昔もよく話しているくらいに、なぜか好きなんです。
そのジャケットのスタイリングをされたのが“大塚勇造”さんという方だったのですね!。
『昨日にさよなら』というシングルのスタイリングもされていて、ジャケット写真と東子さんのコメントと一緒に、実際のドレスが展示されていました。
ダメ元で、展示会場にいたスタッフの方にお願いしたら、撮影を快く了承くださったので、撮らせていただきました↑。
ジャケットではブルーに見えていた生地がグレーなのには驚きました!?。
実際のものを目にして、すごく高級そうな薄めの生地で、胸元とかかなり大胆にカットされたそのデザインにも驚きましたが、艶っぽくスタイリッシュな東子さんを想って完璧に計算して作られたんだろうな〜と勝手に想像し、大塚さんの才能に感動しました。その人のキャラクターを最大に引き出したり、時には大変身させたり。衣裳が魔法をかけてくれて無敵にしてくれたりするんでしょうね。
ジャケットというのは、その歌(作品)の顔ですからね〜。僕たちも、僕たちなりにいつも頭をひねって いろいろなアイディアを出し合います。僕よりシモの方がその辺のセンスは長けているので、ほぼシモ任せにもなりますが、ジャケットの世界にこだわるのは、きっと僕らだけではないと思います。
そんな事を考えながら、時間的にあまりゆっくりは出来ませんでしたが、大塚勇造さんという方が残したものに(にわかに興味を持った僕ではありますが)実際に触れに行って来ました。
39歳という若さで、病のため昨年 亡くなられたそうです。
東子さんをはじめ、一緒にお仕事されたいろいろな著名人の方がコメントを寄せておられましたが、才能はもちろん、あたたかい人柄について皆さん述べておられました。それもとても印象的でした。
姿形は亡くなっても、その人が魂を込めた作品が残っている事ってスゴイ事だな〜とも思ったし、関わった人たちの心には想い出と共にずっと生き続けるんだな〜って事も。
古内東子『winter star』(1999/12/01)
by ni_ago
| 2008-03-12 21:09